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■ 越後妻有アートトリエンナーレ2009 #7 <松代エリア その2>

越後妻有アートトリエンナーレ2009 #1より順にご覧ください>

大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」に行ってきました。

300以上の作品があって、とても全部は回りきれませんでしたが、その中から私のおすすめの作品をエリアごとに紹介します。時間があまり取れない方のために、特におすすめの作品には、★印をつけましたので、参考にしてください。

説明は、作品番号 作家名/作品名(内容)の順です。

<松代エリア その2>

▼201 みかんぐみ+BankART1929+その他/BankART妻有(古民家のギャラリー)
    開発好明/「田中一」(インスタレーション)
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▼202 マーリア・ヴィルッカラ(フィンランド)/TIRAMI SU 3 私を持ち上げて-どうにかして(廃屋を使用したインスタレーション)
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▼203 スタシス&コウォジェイスキ・ヴィタシェフスキ(リトアニア・ポーランド)/訪問者(道際の巨大な難破船。撮影時は未完成でした)
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▼204 内田あぐり+内田亜里+武蔵野美術大学内田ゼミ/OUR HOME-私たちの家(家族をテーマとした古民家を使った日本画と写真の展覧会)
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▼207 日比野克彦/明後日新聞社文化事業部(廃校を使った情報基地)
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▼210 大谷俊一/奴奈川舎(ぬながわしゃ)・影(ei)来し方 行く先(古民家の窓ガラスに写真フィルムを貼りつけた作品)
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▼214 ★鞍掛純一・日芸彫刻コース有志/コロッケハウス(空き家にガンメタリックを吹きつけて作品化しています)
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▼215 ★日芸彫刻コース有志/脱皮する家(民家の柱、床、壁をすべて彫刻しています)
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photo by Akio Arakawa 2009

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*大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」
2009年7月26日 - 2009年9月13日
越後妻有地域[新潟県十日町市,津南町]
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/index.html
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by artlover3 | 2009-08-18 17:37 | 現代アート

■ 越後妻有アートトリエンナーレ2009 #6 <松代エリア その1>

越後妻有アートトリエンナーレ2009 #1より順にご覧ください>

大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」に行ってきました。

300以上の作品があって、とても全部は回りきれませんでしたが、その中から私のおすすめの作品をエリアごとに紹介します。時間があまり取れない方のために、特におすすめの作品には、★印をつけましたので、参考にしてください。

説明は、作品番号 作家名/作品名(内容)の順です。

<松代エリア その1>

▼139 中村啓/伊沢和紙を育てる(和紙を使ったインスタレーション)
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▼149 かまぼこ型倉庫プロジェクト かまぼこ画廊/小沢剛 他(大小さまざまな倉庫をギャラリーにしています)
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▼156 パスカル・マルティン・タイユー(カメルーン・ベルギー・フランス)/リバース・シティ(巨大な鉛筆のインスタレーション)
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▼191 蓬平・いけばなの家(廃屋を使った華道家のインスタレーション)
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▼192 古巻和芳+夜間工房/繭の家-養蚕プロジェクト(繭のインスタレーション)
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▼194 ★アンティエ・グメルス(ドイツ・日本)/内なる旅(森の中を歩いて行くと、物語が展開して行きます。とても面白い作品です)
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▼198 川俣正/Inter-Local-Art-Net Work Center(廃校を利用した情報基地)
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▼200 ★クロード・レヴェック(フランス)/静寂あるいは喧噪の中で(廃屋を使ったインスタレーション。3色の色を巧みに使っています)
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photo by Akio Arakawa 2009

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*大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」
2009年7月26日 - 2009年9月13日
越後妻有地域[新潟県十日町市,津南町]
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/index.html
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by artlover3 | 2009-08-18 17:15 | 現代アート

■ 越後妻有アートトリエンナーレ2009 #5 <中里エリア>

越後妻有アートトリエンナーレ2009 #1より順にご覧ください>

大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」に行ってきました。

300以上の作品があって、とても全部は回りきれませんでしたが、その中から私のおすすめの作品をエリアごとに紹介します。時間があまり取れない方のために、特におすすめの作品には、★印をつけましたので、参考にしてください。

説明は、作品番号 作家名/作品名(内容)の順です。

<中里エリア>

▼109 磯辺行久/古信濃川の自然堤防はここにあった(自然堤防跡を発掘)
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▼115 ★小原宏貴/側溝沿いの無限大(側溝沿いに延びる長大なペインティング)
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▼119 山本想太郎/建具ノニワ(建具を使ったインスタレーション)
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▼120 高橋治希/蔓蔓(雪椿をイメージした陶の花のインスタレーション)
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▼123 ケース・オーエンス(オランダ・日本)/ストーン・フォレスト(丸太と石を使ったインスタレーション)
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▼129 ★青木野枝/空の粒子・西田尻(蔵の内外を鉄の輪でつないだ作品)
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▼130 富山妙子/アジアを抱いて 富山妙子の全仕事展1950-2009(素敵な廃校が会場)
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▼131 東京電機大学+共立女子大学/うつすいえ(古民家を使ったインスタレーション)
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▼134 カサグランデ&リンターラ建築事務所(フィンランド)/ポチョムキン(鉄板を使った自然を感じさせる公園)
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photo by Akio Arakawa 2009

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*大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」
2009年7月26日 - 2009年9月13日
越後妻有地域[新潟県十日町市,津南町]
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/index.html
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by artlover3 | 2009-08-18 16:48 | 現代アート

■ 越後妻有アートトリエンナーレ2009 #4 <津南エリア>

越後妻有アートトリエンナーレ2009 #1より順にご覧ください>

大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」に行ってきました。

300以上の作品があって、とても全部は回りきれませんでしたが、その中から私のおすすめの作品をエリアごとに紹介します。時間があまり取れない方のために、特におすすめの作品には、★印をつけましたので、参考にしてください。

説明は、作品番号 作家名/作品名(内容)の順です。

<津南エリア>

▼090 ★瀧澤潔/津南のためのインスタレーション-つながり-(旧工場の1、2階を使ったインスタレーション。とても素敵な作品です)
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▼091 管懐賓(グァン・ファイピン)(中国)/時を越える旅(金属のモニュメント)
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▼094 ★蔡國強(ツァイ・グオチャン)(中国・アメリカ)/ドラゴン現代美術館(登り釜を美術館にしています)
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▼094 ★馬文(ジェニファー・ウェン・マ)(中国・アメリカ)/何処へ行き着くのかわからない、でも何処にいたのかはわかる?(墨汁を使ったインスタレーション)
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▼100 ★滝沢達史/やまもじプロジェクト(ゲレンデに白布で「山」という文字を描く)
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photo by Akio Arakawa 2009

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*大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」
2009年7月26日 - 2009年9月13日
越後妻有地域[新潟県十日町市,津南町]
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by artlover3 | 2009-08-18 16:18 | 現代アート

■ 越後妻有アートトリエンナーレ2009 #3 <川西エリア>

越後妻有アートトリエンナーレ2009 #1より順にご覧ください>

大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」に行ってきました。

300以上の作品があって、とても全部は回りきれませんでしたが、その中から私のおすすめの作品をエリアごとに紹介します。時間があまり取れない方のために、特におすすめの作品には、★印をつけましたので、参考にしてください。

説明は、作品番号 作家名/作品名(内容)の順です。

<川西エリア>

▼063 ジェームズ・タレル(アメリカ)/光の館(光を感じさせるしくみがいっぱい)
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▼064 ★渡辺正範&ARTNETかわにし/大地の記憶-かざぐるまの道(壮大な地形の地層に沿って並べられた風車が回る姿は一見の価値あり)
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▼075 岩城和哉+東京電機大学岩城研究室/FRP fabric Copse(FRP線材を使ったインスタレーション)
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▼076 芝山昌也/KAMIKOANI(小屋を型取りして移設した作品)
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▼080 剣持和夫/小白倉庭園(今昔の写真を棒に取りつけ、花畑のように見せている)
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▼081 伊藤庭花/はなの棲む家(古民家でのインスタレーション)
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▼082 ロルフ・ユリウス(ドイツ)/木々(聞く)(野外の音を聞かせる作品)
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▼084 ★西尾美也/家族の制服(昔の家族写真を再現して撮影された写真を展示)
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▼086 ★克雪ダイナモ・アートプロジェクト(東京芸術大学)加茂昴/夏に冬を保つ
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▼086 ★克雪ダイナモ・アートプロジェクト(東京芸術大学)宮川有紀/The Story of Plants
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▼087 ★力五山(加藤力・渡辺五大・山崎真一)/還るところ(山里にバルーンを点々と配置)
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▼087 ★力五山(加藤力・渡辺五大・山崎真一)/還るところ(昔の写真をペインティングで再現)
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▼087 ★力五山(加藤力・渡辺五大・山崎真一)/還るところ(家の内外がすべて銀色の銀河荘)
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photo by Akio Arakawa 2009

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*大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」
2009年7月26日 - 2009年9月13日
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by artlover3 | 2009-08-18 15:41 | 現代アート

■ 越後妻有アートトリエンナーレ2009 #2 <十日町エリア その2>

越後妻有アートトリエンナーレ2009 #1より順にご覧ください>

大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」に行ってきました。

300以上の作品があって、とても全部は回りきれませんでしたが、その中から私のおすすめの作品をエリアごとに紹介します。時間があまり取れない方のために、特におすすめの作品には、★印をつけましたので、参考にしてください。

説明は、作品番号 作家名/作品名(内容)の順です。

<十日町エリア その2>

▼023 ★アントニー・ゴームリー(イギリス)/もうひとつの特異点(ロープで人体を描く)
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▼024 ★石塚沙矢香/うかのめ(米を使ったインスタレーション)
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▼028 ★ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー(カナダ)/ストーム・ルーム(嵐を再現した10分間のショー)
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▼029 斉藤健+黒澤清高/みんなのくさむら(竹を使ったインスタレーション)
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▼030 ヘンリク・ハカンソン(スウェーデン)/音の波(環境音を聞く作品)
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▼031 ★行武治美/再構築(家の内外を鏡で覆った作品)
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▼032 ヒグマ春夫/ふれあい写真感-おもいは通じる-(野外のインスタレーション)
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▼033 ★田島征三/鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館(廃校全体が田島ワールド)
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▼038 ★福武ハウス2009(廃校の教室をギャラリーにしています)
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▼039 真田岳彦/絲の家プロジェクト(遺跡公園でのインスタレーション)
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▼047 杉浦久子+杉浦友哉+昭和女子大杉浦ゼミ/雪ノウチ(空き地のインスタレーション)
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photo by Akio Arakawa 2009

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*大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」
2009年7月26日 - 2009年9月13日
越後妻有地域[新潟県十日町市,津南町]
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by artlover3 | 2009-08-18 14:41 | 現代アート

■ 越後妻有アートトリエンナーレ2009 #1 <十日町エリア その1>

大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」に行ってきました。

300以上の作品があって、とても全部は回りきれませんでしたが、その中から私のおすすめの作品をエリアごとに紹介します。時間があまり取れない方のために、特におすすめの作品には、★印をつけましたので、参考にしてください。

見に行かれる方は、美術出版社から公式ガイドブックが出ていますので、事前に購入して回るコースを下調べしていくことをおすすめします。現地では、すべて作品番号で道案内がされていますので、前もって作品番号を調べておくことが必要になります。

また、現地で「越後妻有アートマップ」(100円)を入手すると便利です。
なお、このアートマップは、越後妻有アートトリエンナーレのサイトからダウンロードすることができます。

説明は、作品番号 作家名/作品名(内容)の順です。

<十日町エリア その1>

▼008 古郡弘/胞衣-みしゃぐち(2006年の作品ですが、時の経過を感じます)
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▼009 山下工美/椅子(巧妙に人影を作っています)
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▼009 水谷一/隆起する部屋(教室を使ったインスタレーション)
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▼010 カン・アイラン(韓国)/天の光、知の光-II(LEDによる本のアート)
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▼012 ★向井山朋子(日本・オランダ)/Wasted(絹の衣服のインスタレーション)
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▼013 京都精華大学/枯木又プロジェクト(廃校を使ったインスタレーション)
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▼014 ★福島粧子/森のひとかけら(森の中でブランコを楽しめます)
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▼015 久保美沙登/Cross Clothe Heath(布を使ったインスタレーション)
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▼017 松澤有子/enishi(待ち針を使った大がかりなインスタレーション)
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▼017 山口紀子/Net Works(日独の新聞紙のこよりを使ったインスタレーション)
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▼022 彦坂尚嘉/フロアーイベント2009(廃屋を木や竹で埋めつくしています)
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photo by Akio Arakawa 2009

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*大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2009」
2009年7月26日 - 2009年9月13日
越後妻有地域[新潟県十日町市,津南町]
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by artlover3 | 2009-08-18 13:24 | 現代アート

■ 塩田千春展 ─流れる水 "CHIHARU SHIOTA/Flowing Water"

久しぶりにArt Lover Blogを更新します。

今年は、塩田千春さんの展覧会が日本各地のほか、ロンドン、チューリッヒ、モスクワなどで開かれます。すでに開催されている展覧会もありますので、興味のある方はぜひご覧ください。

5/30から富山県の発電所美術館で塩田千春展が始まりました。病院のベッド35台を使った壮大な「流れる水」と題されたインスタレーションは、圧巻です。美術館の許可をいただいたので、この展覧会の様子を写真で紹介します。

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↑ 発電所美術館は、黒部川扇状地にある元の水力発電所の建物をそのまま使っています。導水管やタービンが展示スペースに残されています。
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↑ 会期は、9/6までの約3か月間です。(会期が9/23まで延長されました)
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↑ メインの作品「流れる水」。ここで使われた病院のベッドは35台。そのうち17台のベッドが宙づりにされています。
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↑ 時折、天井から水がはげしく流れ落ちます。
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↑ 天井に設置されたシャワーヘッドは6個。水は傾いているベッドを伝わって、下に流れ落ちます。
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↑ 集中豪雨のような水音が響きます。会期の後半には、鉄製のベッドが錆びついていることでしょう。
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↑ 水が止まると、今度は静寂が訪れます。床にたまった水に映り込むベッドの影が美しく見えます。そこに水のしずくが波紋を広げます。
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↑ 導水管の中からこの作品を眺めることもできます。
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↑ 中2階の作品「待つこと」。布団の上には針金でしばった4枚の家族の写真がならべられ、かたわらには点滴スタンドが置かれています。
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↑ 点滴のガラス瓶を思わせる真鍮の部品は、船で使われていた電灯のカバーらしい。この作品は、作品「流れる水」と一緒に眺めることができます。
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↑ 2つの革鞄と1つの木箱からなる作品「旅立ちの時」。中央の革鞄からぶら下がる複数の受話器が、何か想像をかき立てます。
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↑ 古い革鞄は、だれかが使った旅のツール。電話機は、人々の肉声を取り結んだ道具。どちらも使った人々の記憶が残されたものです。
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↑ 小石を赤い針金でしばって木箱に入れています。3つの容器が何を表すのか、鑑賞者の想像力を刺激する作品です。今回の各作品には、針金が使われています。

photo by Akio Arakawa 2009

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*塩田千春展 ──流れる水 "CHIHARU SHIOTA / Flowing Water"
2009/05/30--09/06 (会期が9/23まで延長されました)
入善町 下山芸術の森 発電所美術館 (Nizayama Forest Art Museum)

*塩田千春ホームページ
http://www.chiharu-shiota.com/jp/

<塩田千春 展覧会スケジュール>
* 2009/04/07-06/21 「椿会展2009 Trans Figurative」グループ展 資生堂ギャラリー(東京)

* 2009/04/29-08/30 「愛についての100の物語」グループ展 金沢21世紀美術館(石川)

* 2009/05/14-06/27 「塩田千春展」個展 Kenji Taki Gallery(東京)

* 2009/05/15-05/31 「Tattoo」(原作:Dea Loher 演出:岡田利規) 舞台美術 新国立劇場(東京)

* 2009/05/30--09/06 「塩田千春展 ──流れる水」個展 入善町 下山芸術の森 発電所美術館(富山)

* 2009/06/23--09/06 「Walking in my Mind」グループ展 Hayward Gallery(ロンドン/イギリス)

* 2009/07/26--09/13「越後妻有アートトリエンナーレ」 大地の芸術祭 グループ展(新潟)

* 2009/08/27--10/10「CHIHARU SHIOTA」Rotwand Gallery(チューリッヒ/スイス)

* 2009/09/24--10/22 「3rd Moscow Biennale of Contemporary Art」グループ展(モスクワ/ロシア)

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* 7/26からは、越後妻有アートトリエンナーレが始まりますので、夏休みに越後妻有アートトリエンナーレ→発電所美術館→金沢21世紀美術館を結んで、塩田千春アートツアーを組んだらいかがでしょうか。車でしたら、北陸自動車道を使うと効率よく回れますよ。

* この度、新宿書房から発売された「塩田千春/心が形になるとき」の書籍の書評を書きましたので、ぜひご覧ください。

この本は、昨年塩田千春さんが神戸芸術工科大学で行った「現代美術史」の特別講義をもとに出版された書籍です。今までの展覧会の貴重な写真やデッサンなどがたくさん紹介されています。

ケンジタキギャラリーや、美術館のミュージアムショップ、大手書店の美術コーナーなどで入手できると思います。または、新宿書房のホームページに購入方法の案内があります。
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by artlover3 | 2009-06-10 20:37 | 現代アート

■ 塩田千春 精神の呼吸 "CHIHARU SHIOTA / BREATH OF THE SPIRIT" (その2)

(その1)から先にご覧ください。

今回の展覧会には、大きなインスタレーションが3つあります。
ここでは、あと2つのインスタレーションを紹介します。

一般公開の前日に内覧会がありました。この日、作品で使われている20台のベットに、実際に女性たちが3時間以上眠るというパフォーマンスがありました。これは、作品に命を吹き込むようなもので、会期中は人の姿はありませんが、かってそこに人が眠っていたという痕跡を残したのでした。
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↑ 地下2階のエントランス右手に今回の展覧会のタイトルがあり、奥の部屋の中が一転して暗くなっています。
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↑ 《眠っている間に》 (During Sleep)。部屋の中に、かって精神病棟で使われていたという20台のベッドが置かれています。そして、それぞれのベッドには女性たちが眠っています。
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↑ ベッドは黒い毛糸でクモの巣のように覆われていて、ベッドのまわりをめぐれるように、ドーム状の回廊が設けられています。
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↑ 実際にベッドで眠る女性も美術館が募集していました。希望者が多くてすぐに募集が締め切られたそうです。眠っている女性たちも気持ちよさそうです。
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↑ 本当に眠ってしまう人が多く、終了時間に係が起こしてまわっていました。寝ていた人は、毛糸をかいくぐってほふく前進でベッドから脱出していました。毛糸は意外と弾力があるので切れません。
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↑ 寝ていた人が全員退出して、静寂が支配しています。会期中はこの状態で作品を見るようになっています。この作品の制作もたくさんのボランティアの協力があってできたのです。制作期間は10日間、広い空間と、20台のベッドを毛糸で埋めつくす作業は大変だったと思います。
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↑ 枕やシーツなど、ベッドには人が寝ていた痕跡が残っています。黒い毛糸は、眠っている人を守っているまゆのようでもあり、また寝ている人を拘束している役目をしているのかもしれません。見る人にいろいろなイメージを喚起させる作品です。
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↑ ベッドの作品の横には、横浜トリエンナーレ2001で見たことのある、超特大の泥のついたドレスが3つ釣り下げられています。
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↑ 《After That - 皮膚からの記憶》 (After That - Memory of Skin)。洗っても洗っても消えない皮膚についた記憶を表現した作品です。
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↑ この展示室は、午後のある時間になると、直接日光が差し込みます。今回の展示は水を使っていませんが、泥のついたドレスが光のシャワーを浴びて輝いて見えました。

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*塩田千春 精神の呼吸 "CHIHARU SHIOTA / BREATH OF THE SPIRIT"
2008/07/01--09/15
国立国際美術館(大阪・中之島)/ The National Museum of Art, Osaka
http://www.nmao.go.jp/

*塩田千春ホームページ
http://www.chiharu-shiota.com/jp/

*Kenji Taki Gallery(名古屋)
塩田千春 新作展 
2008/07/19--08/30(会期中、8/10--8/22 夏期休廊)
http://www2.odn.ne.jp/kenjitaki/

最後に、このようなインスタレーションは、会期が終われば跡形もなく、なくなりますが、人々の記憶にずっと残ると思います。塩田千春さんの作品といえば、多くの人が横浜トリエンナーレ2001で見た、泥のついたドレスの作品を思い出すように、今度は国立国際美術館の靴の作品やベッドの作品が、見た人の記憶に上書きされて残るだろうと思います。その意味からもぜひ国立国際美術館にでかけて、塩田千春作品の記憶の上書きをおすすめします。

photo by Akio Arakawa 2008

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by artlover3 | 2008-07-07 16:59 | 現代アート

■ 塩田千春 精神の呼吸 "CHIHARU SHIOTA / BREATH OF THE SPIRIT" (その1)

塩田千春さんは、2007年秋に開催された神奈川県民ホールギャラリーでの「沈黙から」塩田千春展などが評価されて、2007年度の芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞したのでした。塩田千春ファンの私にとっても、とてもうれしいことでした。

その塩田千春さんが、今度は大阪の国立国際美術館で7月1日から9月15日まで「精神の呼吸」というタイトルの個展をしています。作家と美術館から撮影の許可を得ましたので、その一部を紹介します。

写真では伝えきれない、圧倒されるインスタレーションです。ぜひ大阪まで足を運んで見に行ってください。旅費をかけて見に行ったとしても、満足できる展覧会だと確信しています。
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↑ 塩田千春展のポスター。撮影者が写り込んでいます。この展覧会は、高校生以下無料。観覧料は、一般420円、大学生130円です。
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↑ 国立国際美術館では、「モディリアーニ展」が同時開催されています。
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↑ 国立国際美術館の展示室は地下にあります。エスカレーターで下りる途中、このような風景が目に飛び込んできます。これからの展開に期待がふくらみます。
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↑ 《大陸を越えて》 (Over the Continents)。地下2階のエントランスを、靴と赤い毛糸で埋めつくしたインスタレーションです。靴は全部で2135足集まったそうです。
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↑ 左右の靴は別々にされ、それぞれの靴には赤い毛糸が結ばれています。その毛糸は天井近くで折り返されて、また別の靴に結ばれています。
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↑ 靴には、靴の提供者によって書かれたメッセージがつけられています。
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↑ 横から見ると、赤い毛糸が、強い日差しが差し込んでいるように見えます。この作品の制作にはたくさんのボランティアの人たちが協力しています。作家の指示のもと、このように美しく糸を張る作業は大変だったと思います。
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↑ 私も靴を1足提供しました。私の靴には、「塩田千春さんの展覧会を見に、外国にも履いていった靴です」とコメントをつけました。4270個の靴の中から探し出すのは大変でしたが、端からゆっくり見て回ってやっと見つけたときは感激しました。
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↑ コメントのついた靴は、外側に置かれているので読むことができます。作家は、「集まってきた靴には、それぞれの人生がある…」と言っています。その靴を赤い糸で結び作品化しています。美しく見える作品ですが、その内側には、人それぞれの人生が詰まっているのです。
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↑ この靴は、亡くなった両親の靴だそうです。なかなか処分できなかった靴を、この展覧会に提供することで、思い出にすることができたということです。

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*塩田千春 精神の呼吸 "CHIHARU SHIOTA / BREATH OF THE SPIRIT"
2008/07/01--09/15
国立国際美術館(大阪・中之島)/ The National Museum of Art, Osaka
http://www.nmao.go.jp/

*靴を提供した方々への塩田千春さんからのメッセージ

*塩田千春ホームページ
http://www.chiharu-shiota.com/jp/

*Kenji Taki Gallery(名古屋)
塩田千春 新作展 
2008/07/19--08/30(会期中、8/10--8/22 夏期休廊)
http://www2.odn.ne.jp/kenjitaki/

photo by Akio Arakawa 2008

(その2)に続きます。
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by artlover3 | 2008-07-07 13:52 | 現代アート