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■ "No Man's Land" 創造と破壊@フランス大使館 (その2)

"No Man's Land" 創造と破壊@フランス大使館(その1)からご覧ください。

この展覧会は好評なため、開催期間が2/18まで延長されるとのことです。詳しくはフランス大使館のホームページで確認してください。

Georges Rousse(FR)/階段を見下ろす、ある一地点から見ると、このような赤いフレームで切り取られた光景が出現します。
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Georges Rousse(FR)/階段の途中を見ると、これがフレームになるように見えません。緻密に計算されたドローイングだとわかります。
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Claude Lévêque(FR)/越後妻有で出会った男の子が書いた漢字を、ネオンを使って再現した作品です。
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吉野祥太郎 Shotaro Yoshino(JP)/大使館の屋上庭園の地面をはぎ取って見せている作品です。地面に穴を掘り、コンクリートを流し込み、地面が固まったところで、チェーン-ブロックを使って持ち上げています。
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吉野祥太郎 Shotaro Yoshino(JP)/これは小さい面積の地面です。はぎ取られた地面と、はぎ取った地面を同時に見せています。
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▼Lilian Bourgeat(FR)/鑑賞者がバスケットボールを印刷した紙をまるめて、バスケットボードに放り込む参加型の作品です。
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Jules Julien(FR)/壁に直接ドローイングされた作品。頭部から半透明の頭部が飛び出した不思議な世界です。右のハンガーの影は、描かれたものです。
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▼Audrey Fondecave(FR)/ハンス・ホルバイン・ル・ジューヌの「大使たち」という作品の現代バージョンだそうです。大使の旧執務室での展示です。大使の部屋なんて、めったに入れないので、じっくり見てきました。
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Lucille Reyboz & 藤原仁美 Hitomi Fujiwara(FR/JP)/中庭の桜の木を赤いひもで縛った作品です。
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Richard Bliah(FR)/図書室だったところを群青色に塗りつぶし、鑑賞者が白色の絵の具の球を投げつける参加型の作品です。
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Jef Aerosol(FR)/大使館旧庁舎の外壁に描かれた孤独な人物。この作家は、80年代初めにストリート・アートのパイオニアとして活躍したという。
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photo by Akio Arakawa 2009, 2010

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*"No Man's Land" 創造と破壊@フランス大使館
2009/11/26-- 2010/02/18(好評なため、会期が延長されました。月・火・水は休館です)
在日フランス大使館旧庁舎
http://www.ambafrance-jp.org/nomansland/

"No Man's Land"展は、フランス大使館の旧庁舎の別館でも、3つの展覧会が時期をずらせて開催されています。
*VANTAN 2009/11/26--12/06
*GEIDAI 2009/12/11--12/27
*DANDANS 2010/01/21--01/31
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by artlover3 | 2010-01-27 20:29 | 現代アート

■ "No Man's Land" 創造と破壊@フランス大使館 (その1)

今、東京広尾のフランス大使館旧庁舎で「No Man's Land」展が開かれています。新しい大使館ができたのを機に、取り壊す前の旧館を使ったアート展です。フランスにゆかりのある作家を中心に、70名以上の作家が出品しています。作品の一部を2回に分けて紹介します。

なお、この展覧会は好評なため、開催期間が2/18まで延長されるとのことです。詳しくはフランス大使館のホームページで確認してください。

▼No Man's Landとは、元の意味は「緩衝地帯」。新しい大使館に移転して、誰もいなくなった場所でのアート展を意味しています。
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Nicolas Buffe(FR)/大使館の入口に作られた段ボール製の大きな門が、来場者を迎えます。
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Agathe de Bailliencourt(FR)/Peugeot207の新車にピンクのラインを施した作品。
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Agathe de Bailliencourt(FR)/上から見ると、駐車中の車が縛りつけられているように見えます。
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Sabine Pigalle(FR)/吊り下げられた3枚の布のスクリーンに、無垢な女性の映像が映し出されるインスタレーションです。
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Sabine Pigalle(FR)/今回は、料理とエロティシズムというテーマで構成されています。
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Cécile Andrieu(FR)/大使館員の部屋の机などが置かれていないスペースを、各国語の辞書を破いた紙くずで埋めつくした作品です。金沢在住の作家です。
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保科晶子 Akiko Hoshina(JP)/館内の炊事場を、大使館敷地内の土をまぜた粘土でおおった作品です。
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保科晶子 Akiko Hoshina(JP)/会期の初めは水を含んでいた粘土も時がたつにつれひびが入り、やがて崩れていく様を見せるインスタレーションです。
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小松宏誠 Kosei Komatsu(JP)/透明なチューブの内部で羽毛が舞う、光と音を組み合わせたインスタレーションです。
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小松宏誠 Kosei Komatsu(JP)/ときどき下から吹き出す空気で舞い上がった羽毛が、ゆっくり落ちてくる様は、とても幻想的です。
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photo by Akio Arakawa 2009, 2010

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*"No Man's Land" 創造と破壊@フランス大使館
2009/11/26-- 2010/02/18(好評なため、会期が延長されました。なお、月・火・水は休館です)
在日フランス大使館旧庁舎
http://www.ambafrance-jp.org/nomansland/

この展覧会の撮影は許可されています。気に入った作品があったら撮影して記録しておくと、長く記憶に残っていいと思います。そして、その感動を写真で友人知人に伝えることができ、それを見た人がその展覧会に足を運ぶきっかけになるでしょう。現に私のブログを見て、展覧会に行ってきたというメールをときどきいただきます。

最近、あちこちの展覧会でストロボを使わない条件で撮影が自由なものが増えてきています。たとえば、森美術館のアイ・ウェイウェイ展とか、神奈川県民ホールギャラリーの日常・場違い展、今開催中の豊田市美術館の知覚の扉展などは撮影が自由でした。やっと日本の展覧会も欧米なみになってきたのかとうれしく思います。

"No Man's Land" 創造と破壊@フランス大使館(その2)へ続きます。
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by artlover3 | 2010-01-27 14:41 | 現代アート

■ 「日常/場違い」展 Everyday life Another space(その2)

「日常/場違い」展 Everyday life Another space(その1)からご覧ください。

[出品作家]
雨宮 庸介 Yosuke Amemiya
泉 太郎 Taro Izumi
木村 太陽 Taiyo Kimura
久保田 弘成 Hironari Kubota
佐藤 恵子 Keiko Sato
藤堂 良門 Ramon Todo

藤堂 良門 Ramon Todo
↓<沈黙 語り得て/語りえぬ>藤堂さんとは、1999年千葉県のメタルアートミュージアム光の谷での個展で知り合いました。久しぶりに見る今回の作品は、歴史に残る場所の石を収集して、その中にガラスを挟み込むインスタレーションです。これは、県民ホールの近くから発掘された明治大正期のレンガで作った柱です。
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↓<沈黙 語り得て/語りえぬ>歴史的建造物のレンガの柱の間に磨かれた美しいガラスが挟み込まれています。
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↓<沈黙 語り得て/語りえぬ>このコンクリート片はベルリンの壁のかけらです。その間に透き通ったガラスが挟み込まれていました。そのほかに、ルール工業地帯、アウシュビッツ、ゲルニカ、パリ、ノルマンディなどで収集された石が作品の素材に使われていました。歴史に立ち会ったもの言わぬ石に、光を当てようとした作品のようです。
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↓<沈黙 語り得て/語りえぬ>戦争と平和に関する書物の表紙の間に、磨かれたガラスが本のページの役割をしていました。ガラスを通して、その書物に関係する人物などの写真や絵が見える工夫がされていました。
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雨宮 庸介 Yosuke Amemiya
↓<わたしたち>狭い入口から部屋の中に入ると、そこはスチール製のロッカーに囲まれた空間になっていました。
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↓<わたしたち>そのロッカーに囲まれた空間を使って撮影されたパフォーマンス映像が、その場所で映写されるというおもしろい試みがされていました。
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泉 太郎 Taro Izumi
↓<さわれない山びこのながめ>泉さんが廃棄物で作った作品を、伝言ゲーム形式で次々と別の人に作ってもらうという作品です。最後の作品は当然ながら別物になっていました。その模様がビデオで見られます。
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↓<奥歯が増えた>小部屋にビデオカメラとモニターを多数設置して、そこに入った人が映るしかけになっている作品です。
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↓<メールの返信>ソファーの脚に筆をつけ、ソファーを持ち上げながら、ドローイングする模様を床に投影している作品です。
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↓<ほうとう>階段から転がり落ちる映像を、その階段に投影している作品です。階段をスクリーンにする発想がおもしろいですね。
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photo by Akio Arakawa 2009

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*「日常/場違い」展 Everyday life Another space
http://www.bachigai.info/
2009/12/16--2010/01/23
神奈川県民ホールギャラリー
http://www.kanakengallery.com
この展覧会のブログは、展覧会の立ち上げから作家のトークショーの模様などを詳しく伝えています。
http://www.bachigai.info/blog/
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by artlover3 | 2010-01-05 02:43 | 現代アート

■ 「日常/場違い」展 Everyday life Another space(その1)

明けましておめでとうございます。今年も現代アートを楽しんでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

昨年秋の「欧州アート便り」は、途中で更新がストップしてしまいましたが、楽しみにしているという方々からときどきお便りをいただきますので、折りをみて紹介していきます。

昨年末から神奈川県民ホールギャラリーで、6人の作家による「日常/場違い」展が開催されています。タイトルのように、場違いな興味深い作品がたくさん見られますので、2回に分けて紹介します。今回の展覧会は基本的に撮影がOKなので、気に入ったシーンを撮影して自分の記憶にとどめる助けにするという楽しみ方ができます。1/23までですのでぜひどうぞ。
[出品作家]
雨宮 庸介 Yosuke Amemiya
泉 太郎 Taro Izumi
木村 太陽 Taiyo Kimura
久保田 弘成 Hironari Kubota
佐藤 恵子 Keiko Sato
藤堂 良門 Ramon Todo

▼「日常/場違い」展の入口。タイトルの「日常」の文字は裏文字になっていました。
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木村 太陽 Taiyo Kimura
↓<巣穴/Der Bau>段ボールの通路の中をはっていくと、木村さん独特の笑える映像が何か所かで見られます。
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↓<I Am The Walrus>LPレコードをジャケットから少しずつはみ出させるだけで、こんな風景が見られるとは。Walrusとは、巨大な海獣セイウチのことです。
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↓<Sleepwalkers/Positivity>木村さんのトークで、材料を買うために下着売り場に行ったときの話がおもしろかったです。
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佐藤 恵子 Keiko Sato
↓<変容>県民ホールギャラリーの一番広い天井の高い展示室に、森林が出現していました。下部は切り株で土を盛り、上部は糸で樹木を表現していて、なかなかの大作です。
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↓<変容>木の根元には、野草が植えられ、土には廃棄された電子部品などが埋め込まれています。
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↓<変容>展示室の片隅には、使い古された陶器が積み上げられていました。
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↓<変容>1階の展示室には、ガラスの破片が砂に差し込まれていました。これらすべての展示で、「生命と物質の循環」を表すインスタレーションになっています。
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久保田 弘成 Hironari Kubota
↓<性神式>ガソリンスタンドで使われていた洗車機がギャラリー空間に運び込まれ、水はでませんが実際に動きます。洗っているのは、根っこがついたコンクリート製の電柱。久保田さんの故郷である諏訪の御柱祭がモチーフにあるようです。本当に場違いな作品になっています。
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↓<Berlin Hitoritabi>神奈川県民ホールの屋外にある作品です。作家自ら旧東ドイツ製の自動車(トラバント)を回転させるのです。このパフォーマンスをご覧になりたい方は、日程をホームページで確認してください。この模様は、YouTubeにアップされています。ちなみに私が最後のところに一瞬ですが写っています。
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↓ アイルランドやドイツで行った自動車を回転させるパフォーマンスがビデオで紹介されています。ちなみに車を回転させているエンジンは、その車から取り外したものを使っています。アイルランドのコークでのパフォーマンスは、YouTubeでも見られます。
Hironari Kubota at Cork docklands 28/9/2008
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photo by Akio Arakawa 2009

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*「日常/場違い」展 Everyday life Another space
http://www.bachigai.info/
2009/12/16--2010/01/23
神奈川県民ホールギャラリー
http://www.kanakengallery.com
この展覧会のブログは、展覧会の立ち上げから作家のトークショーの模様などを詳しく伝えています。
http://www.bachigai.info/blog/

「日常/場違い」展 Everyday life Another space(その2)へ続きます。
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by artlover3 | 2010-01-05 00:45 | 現代アート