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■ Red Line Connection #7 本多真理子 展 "Mariko Honda Exhibition"

東京・四谷の元の小学校の校舎を活用したギャラリーで、本多真理子さんの個展が開催されていました。

本多さんは"Red Line Connection"というシリーズの展覧会を、2年ほど前から、オーストリアをはじめ、日本各地で行ってきたそうです。今回はその7回目で、赤い糸を絡めることで、人と人のつながりや、時間の軌跡をイメージしています。
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↑東京・四谷にある 旧四谷第四小学校は、東京おもちゃ美術館や、ランプ坂ギャラリーなどに活用されています。
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↑ 教室がランプ坂ギャラリーになっています。今回の本多真理子展は、ギャラリー新装第一弾の企画展だそうです。
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↑ 手の模型に載せられた赤い毛糸玉がところどころに置かれ、赤い毛糸で人と人の関係をつないでいます。
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↑ 教室内にあったというシーソーも置かれていました。小さいころの記憶を呼び覚ますものですね。
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↑ 赤い毛糸は、教室の外の緑の崖につながっていました。
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↑緑の崖に赤い毛糸は、美しくはえて見えました。
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↑ RAMP坂ギャラリーのランプとは、傾斜路という意味で、この学校にある傾斜路にちなんでつけられています。もちろんそこにも赤い毛糸が伸びていました。

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*Red Line Connection #7 本多真理子 展 "Mariko Honda Exhibition"
2008/06/06--06/16
会場:ランプ坂ギャラリー Ramp-zaka Gallery
http://www.npo-ccaa.com/
主催:CCAA(NPO法人 市民の芸術活動推進委員会)
企画:高田芳樹(RAMP坂ギャラリーコーディネーター)

photo by Akio Arakawa 2008

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by artlover3 | 2008-06-16 12:53 | 現代アート

■ 横山飛鳥 無為果 "Aska Yokoyama Exhibition"

東京・世田谷の住宅街にあるギャラリー AU HASARD(オ・アザール)で、横山飛鳥さんの展覧会が開かれています。金・土・日の17時から21時までという夜の展覧会です。パントマイム・パフォーマンスがあるというので、初日に行ってきました。

横山さんの今回の作品は、「この世は常に変化していくはかないもの」その象徴として平家物語でも取り上げられている、朝咲いて夕方散ってしまう沙羅双樹の花のイメージをインスタレーションにしています。

会場は3つに分かれ、エントランス、茶室に見立てた部屋、庭をそれぞれ鑑賞するようになっています。光の美しい、夜ならではのインスタレーションを楽しみにおでかけください。
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↑ タイトルの「有為ノ善行ヲ積ンデ無為ノ果ヲ得ル」とは、「良かれと思ってとった行動が、結果として無になることも少なくない」という意味だそうです。
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↑ 茶室に向かう飛び石のように、エントランスはLEDのスポットライトで照らされていました。
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↑ 入口にある、花びらのドローイングを見つめるパントマイム・パフォーマンスのShivaさん。
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↑ 結界の柱には、平家物語のテキストが墨で書かれています。
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↑ 天井から和紙で作られた花びらがたくさん釣り下がっています。床の間にはガラス製の落花が照明に照らされて置かれています。座布団に座って作品を鑑賞すると、心が落ち着いてきます。
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↑ 全身真っ白のShivaさんが、散り行く花びらを見つめるパフォーマンスをしました。
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↑ 庭の植物も緑が美しく、右手前には、水の入ったガラス製のつくばいが置かれていました。

=data=
*横山飛鳥 無為果 ── 有為ノ善行ヲ積ンデ無為ノ果ヲ得ル "Aska Yokoyama Exhibition"
http://mu-i-ka.blogspot.com/
2008/06/06--06/29(期間中の金・土・日の17:00--21:00)
会場:AU HASARD(オ・アザール)
企画:言水へリオ

photo by Akio Arakawa 2008

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by artlover3 | 2008-06-13 01:41 | 現代アート

■ 川辺 美咲 展 "voyage : Misaki Kawabe Exhibition"

ニューヨークで制作活動している川辺美咲さんの個展が、東京銀座のギャラリーでありました。川辺さんは以前ニューヨークのギャラリーで偶然出会った作家で、年老いた女性をスタンピングという技法で描いています。

筆の代わりに瓶のキャップや、各種の容器に墨をつけて、スタンプして顔の線を形作っていくのです。川辺さんは年老いた女性たちをヴィーナスと呼び、尊敬の眼差しでスケッチしています。

ニューヨークに住んでいる彫刻家のルイーズ・ブルジョワ(1911年生まれ)が開くサロンに出かけ、彼女の顔をスケッチする了解をとりつけ、作品化した経歴をもっています。
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↑ 画廊 巷房(こうぼう)のガラス戸を開けると、川辺さんの絵の世界が広がっていました。
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↑ 川辺さんはこれらの作品を通して、年老いた人々に魅了される感覚を共感してもらえることを願っています。
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↑ 生き生きとした女性の表情が描かれています。
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↑ 年老いた人々のほかに、幼い子どもたちも描かれていました。
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↑ 上の左の作品のディテール。スタンピングされているのが、わかります。

=data=
*川辺 美咲 展 "voyage : Misaki Kawabe Exhibition"
2008/06/02--06/07
http://www.misakikawabe.com/
巷房 Gallery Kobo
http://www.spinn-aker.co.jp/kobo/k-guide.htm

photo by Akio Arakawa 2008

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by artlover3 | 2008-06-12 22:57 | 現代アート

■ ジョシビヤーン コットン '08 "Joshibi Yarn Cotton '08"

ジョシビヤーン コットン展というおもしろい展覧会が行われているという友人からの情報で、急きょ見に行きました。

場所は東京・品川駅から歩いて10分ほどのところにある明治期に社交場として建てられた洋館です。

女子美術大学の眞田岳彦研究室が大学の敷地内で栽培して収穫した「綿」を素材にした作品が、洋館のあちらこちらに展示されていました。そのうちのいくつかを紹介します。
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↑ 明治期に建てられた洋館で「ジョシビヤーン コットン '08」が開かれていました。「ジョシビヤーン」とは、「女子美の織物」という意味のようです。
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↑ 階段の踊り場で、照山弥生 (Yayoi Teruyama) さんの「めんぼう虫」が出迎えてくれました。姿を変えた綿の息吹を表現しているそうです。
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↑ 井上織衣 (Orie Inoue) さんの「息のわた」。植物の綿も酸素を吸って、二酸化炭素を出していることをユーモラスに表現していました。
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↑ 山中周子 (Noriko Yamanaka) さんの「本能の音」。近くで声を出すと、胎児が聞いている母親の鼓動が聞こえてきます。
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↑ 小平由実 (Yumi Kodaira) さんの「ほいっぽ」。「ほいっぽ」とは、一歩一歩進むさま。生まれたときの足形(左)と現在の足形(右)を綿で作り、成長の度合いを比較しています。
↓ 現在の足形の中に種をまき、これからの成長を綿に託しているようです。
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↑ 島田彩子 (Ayako Shimada) さんの「one」。過去100年の服装の様式の変遷を、襟の部分の形の変化で示した作品です。
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↑ 上口遼 (Haruka Kamiguchi) さんの「4月/5月」。カレンダーの日にちを綿の固まりに置きかえ、窓ガラスに張りつけた作品です。
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↑ 綿の固まりの中に、その日その日のさまざまな記憶が閉じ込められています。

=data=
*ジョシビヤーン コットン '08 "Joshibi Yarn Cotton '08"
女子美術大学大学院 眞田岳彦研究室展
"Joshibi university of art and design Takehiko Sanada Lab Exhibition"
http://www.joshibi.ac.jp/event/exhibition/
2008/05/31--06/04
会場:ターミナルラウンジ(東京・高輪)
http://terminallounge.jp/
出品者:井上織衣 Orie Inoue /青野素良 Sora Aono /小平由実 Yumi Kodaira /照山弥生 Yayoi Teruyama /宮園夕加 Yuka Miyazono /山中周子 Noriko Yamanaka /池田のぞみ Nozomi Ikeda /上口遼 Haruka Kamiguchi /島田彩子 Ayako Shimada /本田絵里香 Erika Honda

photo by Akio Arakawa 2008

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by artlover3 | 2008-06-04 15:40 | 現代アート

■ 國府 理 展 "Osamu Kokufu Exhibition" (Kyoto Art Map 2008)

京都の現代アートのギャラリーが開催した"Kyoto Art Map 2008"に行ってきました。サブタイトルは「京都美定書」。なかなかしゃれています。今回は13のギャラリーが参加していましたが、京都市内の地図に印された参加ギャラリーをオリエンテーリングのように回るのは楽しいものでした。

その中で注目したのが、アートスペース虹で行われていた「國府理展」です。ギャラリースペースがスギゴケの箱庭になっていました。スギゴケが、ひっくり返された廃車の全面に植え込まれているのです。ときどき天井から霧が吹きかけられ、スギゴケをみずみずしく見せていました。

このような作品を見ると、いかに心地よく美しく見えるものであっても、それは廃棄物の山の表面を飾っているだけかもしれないという、現代社会の暗部を感じさせるものでした。
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↑ アートスペース虹は、京都の地下鉄「蹴上駅」の近くにあります。
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↑ ひっくり返った乗用車がギャラリーに置かれていました。
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↑ 車体は、京都のお寺の庭園で見られるような、立派なスギゴケで覆われていました。
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↑ ホイールベースの奥まで、びっしりとスギゴケが植えられています。
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↑ ときどき天井から霧が吹きかけられ、水滴が床に落ちていました。

=data=
*國府 理 展 "Osamu Kokufu Exhibition" (Kyoto Art Map 2008)
http://www.paw.hi-ho.ne.jp/kokufu/
2008/05/13--05/25
アートスペース虹 (Art Space Niji)
http://www.art-space-niji.com/
Kyoto Art Map 2008
http://www.kyotoartmap.org/

photo by Akio Arakawa 2008

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by artlover3 | 2008-06-03 11:46 | 現代アート