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■第52回ヴェネチア・ビエンナーレ(The Venice Biennale in 2007)その2

今このブログの更新は、Berlinのカフェでしています。いわゆるインターネットカフェではなく、普通のカフェに無線LANが設置されているのです。お客はコーヒー一杯で何時間でもインターネットが自由にできるのです。とても便利です。

今日は曇りで美術館やGalleryが休みなので、ブログの更新をする日にしました。午後1時から始め、今は午後5時、もう4時間もねばっています。あと1時間はかかるでしょうから、5時間いることになります。まわりはパソコンを持ち込んでいる人ばかり。とてもはやっている店です。

ヴェネチア・ビエンナーレの続きを写真で紹介します。本当はいろいろ調べてリンクを張りたいのですが、旅先ゆえそれをする時間が取れません。

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*第52回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展(The Venice Biennale in 2007)
2007/06/10〜11/21
http://www.labiennale.org/

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↑ 地元イタリア館は、Giuseppe Penoneを起用していました。日本でも木を素材にした作品を見ていますが、今回は広い展示室に入ると、大きな丸太が2本置かれていました。
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↑ その丸太を近寄って見ると、動物の皮で丸太を包んでいるのがわかりました。無数のくぎで皮を丸太に張りつけています。
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↑ 奥のもっと広い展示室に入ると、もっとびっくり。丸太を包んでいた皮が壁一面に張りつけてあったからです。木の表面の凹凸を動物の皮で写し取っていたのです。何か日本館の岡部昌生の作品に通じるものがあるように感じました。
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↑ 今回、関連企画の展覧会がベネチアの迷路のようなさまざまな場所で行われてました。このポスターは、日本の森村泰昌展のポスターです。私も見に行きましたが、森村が近現代の歴史上の人物に扮した写真とビデオの作品でした。場所は観光客であふれかえっているサンマルコ広場の中にあるギャラリーでした。
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↑ Lee Ufan展も関連企画で行われていました。会場は狭い運河沿いにある古い建物の中でした。
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↑ ときおり、ゴンドラが運河を通ります。
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↑ 入口を入ると、中庭に石と分厚い鉄板を使ったインスタレーション作品がありました。建物が古いので、美術館やギャラリーで見るのとは違った趣があります。
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↑ 部屋の中の作品の一つ。グレーのドローイングーと石が置かれていました。Lee Ufan展は、日本と韓国のファンデーションが援助して行われていました。
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↑ これも関連企画のヤン・ファーブル展。入口を入ったところに6つの黄金色のバスタブが置かれていました。その一つに男が洋服のまま水につかっていました。何かを予感させるプロローグです。
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↑ 2階に上がると、10くらいある部屋にそれぞれ異なるインスタレーションがありました。これは、最近東京のシューゴアーツでも見た脳のシリーズの作品です。
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↑ この作品が一番怖い作品でした。玉虫の羽を使って作られたアヒルの奥に、黄金に光る金属でできた男が首をつっているのです。

↓ このアヒルは、男のなり代わりなのでしょうか。このヤン・ファーブル展はとても大がかりないろいろ考えさせるものを含んだ展覧会でした。
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by artlover3 | 2007-07-10 01:14 | 現代アート

■第52回ヴェネチア・ビエンナーレ(The Venice Biennale in 2007)その1

今回の旅はベルリンを足場に各地にでかけるようにしたため、先週はヴェネチア・ビエンナーレを見にヴェネチア往復をしました。ベルリンは天候不順でちょっと寒いのですが、ヴェネチアは夏の日差しでした。

情報を発信するのが追いつかないのですが、ミュンスターとカッセルの情報は帰国してからにします。ということで、見てきたばかりのヴェネチア・ビエンナーレのアートシーンの一部を紹介します。

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*第52回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展(The Venice Biennale in 2007)
2007/06/10〜11/21
http://www.labiennale.org/

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↑ ヴェネチア・ビエンナーレの主会場は2つあります。会場に近づくには運河をまたぐ橋を渡って行きます。
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↑ 今回のヴェネチア・ビエンナーレのテーマは、"think with the senses feel with the mind"というのだそうです。
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↑ 日本館の作家は、岡部昌生。タイトルは、"Is There a Future for Our Past?"(私たちの過去に、未来はあるのか)というものです。入口を入ると、フロッタージュをしている作家の映像が流れていました。
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↑ 広島の市街地とかつての軍港を結んだ旧宇品駅で使われていた石を会場中央にどーんと並べていました。そして、その石の凹凸を鉛筆でこすり取って作品化したフロッタージュの作品が壁面すべてを埋めつくしていました。
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↑ 石のフロッタージュのほかにいろいろな事件を伝える新聞や、採集した植物を標本化したものも展示されていました。
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↑ イギリス館のTracey Eminのドローイングの作品。とても官能的でヴェネチア・ビエンナーレで見たドローイング作品のうちでは一番気に入りました。
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↑ Tracey Eminは、ネオン管を使った文字の作品も出品していました。とても素敵でした。
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↑ フィンランド館のMaaria Wirkkalaの作品。タイトルは、"Landing Prohibited" というもの。船の周りは浜に打ち寄せられたガラスがおおっています。また、船の中には錆色の水が。ときどき船が振動します。

↓ 日本の作家の藤本由紀夫の作品。この作品は私は日本で見ていますが、観客はイスに座って会場の音を確かめていました。
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by artlover3 | 2007-07-09 22:12 | 現代アート

■ドクメンタ(Documenta 12)/田中敦子 (Atsuko Tanaka) の作品より

2007/07/02 (曇り)
カールスルーエから一度ベルリンに行き、そこからデュッセルドルフ、ミュンスター、カッセルと旅をしてきました。そしてまた、ベルリンに戻ってきました。

毎日いろいろなアートシーンを見るのに忙しく、ブログの更新もできませんでしたが、それはおいおい紹介していきたいと思います。

最後に回ったカッセルの「ドクメンタ12」で、日本人作家の田中敦子がいろいろな会場でいろいろな作品が紹介されていたので、それを見ていただこうと思います。2005年に亡くなった日本人作家がこれほどまでに取り上げられていたのは、同じ日本人としてうれしく思いました。

=data=
*ドクメンタ(Documenta 12)
2007/06/16〜09/23
http://www.documenta12.de/

*Gallery HAM
http://www.g-ham.com/atsukotanaka_j.html

*《田中敦子 in Kyoto》
http://www001.upp.so-net.ne.jp/artichoke/work/tanaka.html

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↑ 「ドクメンタ12」のメイン会場です。
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↑ 電気服の作品です。何分かごとに急に点滅し始めるので、子どもたちがびっくりしていました。高松市美術館の所蔵している作品が出品されていました。
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↑ 布の作品3点。これは名古屋のGallery HAM所蔵の作品です。黄ばんだ布が展示されていました。これはどういう意味をもつ作品なのか私はとまどいました。
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↑ 「ドクメンタ12」の会場は、何か所かに分かれていました。広い芝生にひときわ目立つピンクの布、これも田中敦子の作品です。風にあおられ呼吸しているようでした。見に来た人たちがさかんに写真を撮っていました。
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↑ カレンダーの作品2点。手元にあった新聞紙や紙などを切り貼りして、オリジナルのカレンダーを作っています。一日一日を大切に過ごしていたことが偲ばれます。
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↑ 電気服をモチーフにしたドローイングです。

ドクメンタという国際展でこれほど田中敦子が取り上げられていることをまず報告して、次回その他の作品を紹介します。
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by artlover3 | 2007-07-03 00:09 | 現代アート